ケミカルピーリングって?
薬品の力によって古い角質や皮膚を剥がしてゆく施術です。いわば「化学的に行われる垢すり」といえるかも知れません。平成13年には安全な施術のためのガイドラインも作られ、平成20年には3回目の改正も行われた、安全に配慮された施術です。
ケミカルピーリングの方法・特徴は?
余分な角質や面皰を取り除くことで毛穴の詰まりが解消するほか、ターンオーバー(肌の代謝)も活発化します。そのため、ニキビやシミ、くすみ、あるいはシワなどの改善に効果をもたらすのです。ケミカルピーリングは、薬剤を用いて施術を行います。用いられる薬剤は1種類ではなく、現在は繊細な日本人の肌に合わせて「グリコール酸」が最も広く使われているようです。なお、ピーリングの深さはおよそ4段階に分けられていますが、どの程度までのピーリングが妥当かは、医師の判断によるところが大きいと言えます。
ケミカルピーリングは、顔はもとより、首、背中、デコルテなど、全身に行うことが可能です。美肌を目指す女性でまだ体験されていない方は、ぜひ1度お試しになることをオススメします。
また、ピーリング時は肌のバリア機能が弱まっています。これを逆手にとって「イオン導入による美容成分(ビタミンC、E等)の浸透」を行えば、その効果をより高めることも可能。実際、この2つの施術をセットで行う美容外科も多いようです。
- 全身に行える美肌施術です
- ニキビや、小さいシミ・シワにも効果がある
- ターンオーバーを活性化
ケミカルピーリングの流れ
ケミカルピーリングの特徴を知って頂きましたので、ここからは具体的な施術をご確認頂きます。施術のイメージをしっかり固めてみて下さいね。なお、施術の前日はパックや顔そり、過度な洗顔を避けて下さい。
ケミカルピーリングのメリット&デメリット
メリット
- ニキビやしみ治療の相乗効果が狙える
- メラニンや肌のざらつきにも効果的
薬剤による治療、あるいは美容目的のイオン導入などを行う場合、ケミカルピーリングと併用することで、より効率的な治療・美容を行える可能性があります。しかしいずれも自己判断は避け、必ず医師にご相談の上行って下さい。また、この施術は肌の代謝を高めるためメラニンを抑える上でも効果的。皮膚のざらつきも解消してくれますよ。
デメリット
- 数ヶ月から数年の施術が必要な場合も。
- 病気の方、妊娠・授乳中、体質によっては受けられない方もいます
特に重度のニキビでは、最低でも10回程度に施術(およそ半年前後)は見る必要が。シミの場合において根気強い施術が必要となるようです。また、妊娠中や授乳中の方、あるいは治療中の病気をお持ちの方などはそもそもケミカルピーリングを受けられない場合が。もしくは極端に皮膚が弱い、跡に残りやすい方等に対しては施術を受けない方が良いと医師が判断する場合もあるようです。
ケミカルピーリングはこんな人にオススメ!
- くすみケアをしたい
- ターンオーバーを正常化したい
- 毛穴を引き締めたい
- ニキビにアプローチしたい
- 肌のハリを向上させたい
- たるみを改善したい
手術時間 | 範囲や施術箇所により異なる |
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術後気をつけること | 保湿を充分に行うこと 再び行う場合は2週間以上開けること |
ダウンタイム | 皮膚の赤みやかさかさなどは3日以内にほぼ治まる |
アフターケア | 術後は紫外線に気をつける |
※クリニックにより異なります。 |