剪除法イメージ

剪除法って?

汗は「アポクリン腺」と「エクリン腺」から分泌されます。ワキガの主な原因は「アポクリン腺」から分泌される汗です。この汗は匂いだけでなく、服を黄ばませる原因にもなります。特に白い服を着ているときには大変目立つでしょう。「剪除法」(反転剪除法とも)では、脇の下を数センチ程度、切開。実際に目で見ながら汗腺を除去します。

方法・特徴は?

剪除法イメージ

皮膚は深い層から「脂肪層・真皮・表皮」という構造をしています。そこへ縦に埋め込まれるようにして「毛」が生えているのです。アポクリン腺・皮脂腺はこの「毛の根元=毛根」から出ています。アポクリン腺は、わきがの原因となる汗腺です。もう1つの汗腺、エクリン腺は真皮にへばりついており、多汗の原因となります。
剪除法では脇の下数センチ程度の切開。そこから主にアポクリン腺を除去します。なお、剪除法を受けることで、脇毛はかなり薄くなります。(個人差がありますが、約70%減)
エクリン腺については、完全に除去することは不可能。アポクリン腺よりも浅い層にあるため、皮膚へのダメージが大きすぎるためです。剪除法の施術後には汗の量も軽減しますが、もしも「多汗」に特化した治療を行いたいのなら「ボトックス注射」等を検討しても良いかも知れません。剪除法は特に「脇のにおい」にお悩みの方が検討すべき施術と言えるでしょう。
剪除法は、比較的重程度のわきがの方に薦められることが多いようです。

  • 強いわきがに対応した施術
  • 施術後、脇毛が薄くなる
  • 「多汗」よりも「匂い」に効果的

剪除法の流れ

ここでは、剪除法の施術の具体的な流れについて確認して行きましょう。手術前の準備、手術時間や術後のことなど、一連の流れを頭でイメージできるようにして下さい。

カウンセリング
医師と対面でのカウンセリングを行います。わきがの程度、あるいはどの位まで匂いを抑えたいかと言った希望を踏まえ、適切な施術を決定していきます。

アロー

手術前確認
準備期間を経ず、カウンセリングの後、すぐに手術へ移ることが可能です。(電話予約が必要な場合もあるため各クリニックへご確認下さい)施術開始前に、手術部位やカウンセリング内容を確認します。

アロー

麻酔
手術前には麻酔を施し、効いてきた段階で施術を開始します。麻酔は全身麻酔の必要はなく局所麻酔が一般的なようです。

アロー

施術
脇の下を数センチ切開し、アポクリン腺を除去していきます。麻酔をしているため痛みは感じません。アポクリン腺の量などによっても異なりますが、手術時間はおよそ1〜2時間程度と考えて下さい。

アロー

施術後
術後は包帯などを使って脇をしっかりと固定します。入院の必要もないため、そのまま帰宅することが可能です。当日は特に、無理をしすぎずに、極力安静を心がけましょう。

アロー

アフターケア
1〜2週間後に抜糸を行います。施術を受けた病院から、次にいつ来院すればいいかを告げられるはずですから、抜糸をしてもらいましょう。ここで、同時に術後の経過確認や違和感の有無などを総合的に診察します。

アロー

剪除法のメリット&デメリット

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メリット

  • わきがに対しての効果が高い
  • 切開した傷自体は小さい

剪除法は、実際に患部を切開するため「目で見ながら」丁寧にアポクリン腺などを除去できます。従って、数あるわきが・多汗症対策の中でも確実性と効果が高い施術ということができるでしょう。また、通常は「わきのシワ」に沿って切開が行われるので、それ自体の傷は目立ちません。

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デメリット

  • 他の施術に比べ、比較的回復期間が長い
  • 何歳でも手術できるわけではない

なるべく多くの汗腺を除去した場合、術後の回復は遅れます。その除去にはある程度のダメージが伴うのです。完璧な除去を目指せば、それだけ黒ずみや皮膚の硬化など「深い傷跡」の回復が遅れることは知っておきましょう。なお、わきが施術は一般的に「第二次性徴終了後」からが推奨されるようです。

剪除法はこんな人にオススメ!

わきがに対するイメージ画像

  • わきがに対する高い効果を期待したい
  • ワキ臭がきつい
  • わきがの自覚症状あり
  • 黄色い汗染みに悩んでいる
  • 脇毛を薄くしたい
  • 多少のダウンタイム期間があっても大丈夫
剪除法の基本情報まとめ
手術時間 2時間前後
術後気をつけること 1〜2週間程度は患部をきちんと固定すること
ダウンタイム 2週間程度
アフターケア 抜糸が必要です。
※クリニックにより異なります。